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「意味」としての情報と「データ」としての情報 [情報教育]

情報ってなんだ という問いについて調べると「事実,事象,事物,課程,着想などの対象物に関して知りえたことであって,概念を含み,一定の文脈中で特定の意味をもつもの」と定義されている。(JIS)

一般的に想像する「情報」という言葉の意味はこれでよいと思うのだが、シャノンの情報理論が混ざってくると話がややこしくなる。

シャノンの理論は意味を持たない0,1の列としての情報についての理論で「計算するための原理」を組み立てている。もちろん「基礎的」で素晴らしい理論だが『情報理論』と呼ばれることから「意味」としての「情報」と混同されやすい。

某社の教科書の最初の章に「シャノン」の名前があることにはがっかりした。

意味論と「情報理論」は混同しないようにしなければいけない。「情報」について学び始めた最初の授業で「意味」と「計算理論」は違うと話しても生徒は混乱するばかりだろう。

(僕は訂正して教えるが)教科書でも「シャノン」の位置を動かしてほしい。

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