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根本的に間違っていることは否めない [教育一般]

教員のなり手がいないのだそうだ。僕自身は「数学+情報+運動部顧問」で活動しているので、その一端は体験している。給料は安い(本当は「生活できる」ので決して安くはない)し、仕事も多い。周囲の目を気にして生活しなければならないんので、近所のコンビニへ行くのにも気を遣うのは事実だ。

仕事の忙しさに部活動がとどめを刺していることは事実だ。ただ、実際に保護者からクレームが入って嫌な思いをしたことは「ゼロではない」がおおむね協力的な保護者が多かった。正直に書くと、それほど「真剣に」部活動をしていなかったのは事実である。

本気でやって、「勝ち負け」にこだわり「強い」指導をしたこともないわけではない。相当に昔の話だが。こうなると四六時中部活動のことを考えるようになる。スポーツ医学の専門書を真剣に読んだし、けがをした生徒を病院に連れて行ってドクターに症状を解説していただいたことも度々あった。要するに「考えられることはすべてやった」のが部活動にのめりこんでいた時代だ。寝言で生徒の名前を叫んだのも今となっては笑い話だ。

僕はこれでも「足を半分抜いて」部活の顧問をしていたが、生活のすべてを部活動にかけていた先生もいる。数名知っている。その結果、その顧問の「家庭が壊れる」そんな例をいくつか知っている。

平日は19時くらいまで部活の練習に付き合い、残業手当はゼロ。土日は両方とも半日(両方全日という先生も知っている)練習に付き合って3000円の部活動手当(700円という時代もあった)。子供は母親にまかせっきりでは結婚生活は続かない。未婚であれば「結婚できない」といのが現実である。

だから部活動は教員の手から放せという意見も理解するが、部活動の教育的価値は極めて高いところに話の難しさがある。

簡単な話ではない。「部活動の顧問は拒否」という教員も実在するようだが、僕はこれを正当だと思わない。ただ、制度が時代に合わないことは現実である。

この話はまた書く。

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