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7月29日 [狭窄症手術]

7月29日 手術当日。
朝から一切看護師さんの言うことを聞く覚悟で一日を始める。特に夜、寝返りを打つときは遠慮しないで看護師さんにお願いする決心をする。朝の着替えの時にスースーする手術着に着替えさせられる。ま、体の表面にアクセスしやすいのだからこの形なのだろう。同室の仲間からも「寝ているうちに終わるから」と慰めを言われるが、手術途中で目が覚める方が怖い。開けた自分の背中を見てみたい興味はある。どうせ自分の背中だし。

8:00過ぎに妻が来る。これで手術はGoサインだ。昨日偽造した承諾書は、「やってしまえばこっちのもの」だ。

9:00の定刻少し前に看護師さんが現れ手術室に連れて行かれる。「手術室」の自動ドアを開けて中に入ると意外に広い。気がつくと麻酔科の先生も現れ(彼女が一番若い気すらする)体に様々なチューブやパッドのようなものをまき付け、(う)を強化してゆく。スターローンにでもなった気分だぜ。その後、意識を飛ばされ背中を開けられることを除けば。

はれぼったい唇のような呼吸器を乗せられ、麻酔のガスが入ってくる。「眠くなりましたか」と問われたときに少しだけ見栄を張ってしまったことが夜中の地獄を呼ぶことになる。

意識を飛ばされてから、次に気がついたときは病室に戻ってきたとき。ちょっと妻から説明を受けたが,ひたすら眠る。眠る。数年ぶりに大の字になって眠る。当然、夕食もない。夕刻、胃の動きを確認に看護師さんが何回も来るが動きが悪い。せっかく買っておいた、口の合わない百円ショップのペットボトル用のストローが役に立たない。それ以前に、飲料可のサインが出ない。

これはあとでわかったことだが、全身麻酔は全身の多くの機能を止めてしまうらしい。「だから痛みを感じないんだ」と納得はするが、消化器系の動きも止めてしまう。止めたものはいつかは動き出さないといけないわけで、動き出したときに激しい症状を起こすらしいと言うことは、このときに知った。時すでに遅し。夜中、同室の仲間が寝静まっているときに、突然激しい吐き気がおそってくる。「おかしいぞ」と思ってナースコールを押した直後、看護師さんがやってくる前に1stゲロ。やってきてゲロ受けを処理した直後に2ndゲロ。これで少し楽になる。それでも水を口にすることは許されず、90分ほど眠ったあとに3rdゲロ。これでようやく給水の許可が出て一口水を口にする。ペットボトルの口がストローの栓と合っていないので注意が必要だ。

90分ごとに寝返りのために看護師さんを呼ぶ。力仕事なのでか弱い(実はそうも見えない人もいる)女性にお願いするのは気が引けたが、この日だけは遠慮しなかった。なにせ、腰には「血抜きのドレン」と呼ぶ太さ5mm程度のチューブ、痛み止めの薬を直接患部に入れる3mm程度のチューブの2本が、左手には点滴用の置き針が刺さっている。また、鎮痛剤用のチューブにプラスチックバッグもつながっている。寝返りの時にこれを抜いてはあとが面倒だ。

激痛<睡魔の関係の中、翌朝までうつらうつらしながら眠る。看護師さんは「痛みがひどいときは痛み止めを入れるので言ってくださいね」と声をかけてくれるが、すでに一つ入っているので我慢することにする。足のしびれは全くないが、腰の患部が膨らんでいる気がする。仰向けになるとここからたまった血が絞り出されるようだ。
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7月28日 [狭窄症手術]

7月28日 手術に関する各種説明と打ち合わせ
6:00起床の予定がしばらく布団に入っていられるようになった。グータラするものだ。自分でやることはとりあえずシャワー。割り当て時間が午後だったため、少しでも遅めの時間を狙う。午前中は記録を書いたり、アランチューリングの伝記を読んだりで以外に速く過ぎる。その分、半分近くまで読み進めることができた。

14:00頃シャワー。あがってくると手術担当の看護師さんが顔を見せる。麻酔科の先生と一緒に来るのかと思っていたので拍子抜け。〇〇はとりあえずその気になったときに駆け込んでおく。強制的におなかの中をきれいにするかどうかは看護師の判断を待つ。

17:00過ぎに麻酔科の医師が説明に来る。若い女性。これじゃ誰がドクターで誰が看護師か区別がつかない。夕食後の飲食は24:00以降は禁止、朝に飲む薬の時だけ少量の水を飲んでも良いということ。全身麻酔の時の体の動きをこのときに聞かなかったがために、翌日地獄を見ることになる。
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7月27日 [狭窄症手術]

7月27日 呼ばれたらMRI検査
6:00起床。いつまでも寝ていられるか!日程表を確認すると今日も「放置」の予感。
午前中は読書。どうせMRIの呼び出しはこないだろうとは思ったが、一応は在室。昼前にあるかと若干期待したがやっぱりなし。字が小さくて長い小説(作り話ではないようだが)を持ってきて正解。読書に飽きると、明日請求されるオーダーメイドコルセットの支払金額の準備に加え、明後日からの不自由な生活に備えたクッキーの準備をする。
昼食後13:30にMRIが来る。腰の痛みもだいぶ収まっていたので楽勝かと思ったがなんのなんの。やっぱり体が楽なポジションを取っていただけだった。ガンガンガンガンとなる輪っかの中で苦痛に耐えること15分、なんとか終了。ご褒美はLソンの「メガアイスコーヒー」。飲み始めたところで看護師さんが血圧を測りに来る。ドーナツ1個300Kcal、ずいぶん態度の悪い患者だとは思ってもN高生の辞書に反省の文字はない。その後は実力テストの解説作りで17:00までかかってしまう。W氏にメールを出して原稿を取りに来るように強要する。申し訳ない。でも、明日だと麻酔科の先生と打ち合わせや〇〇でおなかの中をきれいにする作業などがあり時間が読めない。

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7月26日 [狭窄症手術]

7月26日 1日、特に予定がなく「放置」の予感。
6:00起床。看護師さんも僕のことは気にしていない。空腹に耐え7:30の朝食を待つ。
7:30朝食。1日1800Kcal縛りはたいしたものだ。朝食直後から腹が鳴り出す。午前中は「エニグマ-アランチューリング伝」を読んで過ごす。
12:00昼食。食事は正確に出てくる。中身も正確に総カロリー1800Kcalを守っているようだ。昼食後、ローソンに買い物に出かける。今ではローソンのアイスコーヒーが唯一の贅沢だ。しかし、その贅沢も看護師に見つかってしまう。「ダメよ」と注意されても、定進堂にコロッケパンを買いに走る所をみつかったN高生の気分で、笑顔で反省のそぶりを見せながら、心で「チッ」と舌を打つ。
同室のN氏と会話。糖尿病を併発していると一つの手術がとても大変なようだ。
気になっていた「実力テスト」の統計分野の問題を作成する。手書き+郵送のつもりだったがW氏にUSBメモリーを持って寄ってもらうように頼む決心をする。
18:00に夕食をたべ、テレビをみて21:00に寝る。調布の方では大変なことになっているようだが、台原は極めて平和だ。やっぱり23:50に目が覚める。21:00就寝なんて無理だよ。

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7月25日 [狭窄症手術]

6:00起床。体温36.3°。いきなりの放置プレー。「放置なら起こすな」とも言いたくなる。
7:30朝食。さっきまであんなに空腹だったのに、見てしまうと食欲を失う。「1800Kcalの壁」の高さを感じる。実力テストの統計分野の作問を開始したが、さてどんな問題が良いのか。とりあえず「4STEP」の統計の問題を解き始める。35問程度だが、さっそく平均を計算する、分散を計算するなどやり方が分かっていて計算量の多い問題は敬遠した。4STEPと小説「エニグマ」に半々程度の時間を割きながら時を過ごす。途中日下部Drが顔を見に来てくれて「MRIは月曜日、呼ばれた時ね」と確認してゆく。気のせいか痛みが少ない。日下部Drと会う日になるといつもこうだ。「やめても良いんじゃない?」という悪魔のささやきが聞こえる。
11:40、男性の割り当て時間ギリギリにシャワーをあびに行ったら、直前で「おばちゃん」にとられてしまった。つ、強い!
12:00に昼食。カレー。こんなカレーでも美味に感じるから不思議だ。午後、携帯電話からSNSの通信を確認する。ブログへの投稿は可能なようだが、FBが蹴られる。今現在のひと言をFBにあげると受けそうな気がするところがSNS中毒と言われても仕方がない所だ。
15:30、我慢ができず病院前のローソンに一時脱出。ここまでこれるのなら(車さえあれば)部活にも行けるのにと思ってしまうのは教員の悲しい性である。どっちにしても「暇はよくない」しても仕方がない心配ばかりしてしまう。それにしても「シャバ」はうらやましい。術前で特に何もないのなら、土日は解放して欲しいところだ。
18:00夕食。その後「激指」2級と対戦するが、中盤でつぶされてしまう。なんと弱いことだ。盤をひっくり返したくてもPCをひっくり返すわけにはいかない。
21:00に就寝する。同室の患者さんの足を引っ張るわけにはいかない。しかし、12時前に目が覚める。そんなに寝ていられるか! でも、寝るしかない。

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7月24日 [狭窄症手術]

14:00入院受付へ。事務手続きに15分程度。その後、病室に案内され看護師さんから入院生活の説明、IDrから手術についての説明を受ける。背骨の中央の突起にそって右側の背中を開き(背骨と背筋の接合部をカットする)神経を覆っている骨(脊椎の強度には余り影響がない)を削って神経の圧迫を解放する。その際に脊柱管内側の肥大した靱帯(役にたっていない)も切除する。手術は29日9:30開始で3時間30分の予定時間。また、入院期間のスケジュールも説明されたが、手術後1週間は抜糸もしていないため傷の手当てなどいろいろあるが、その後10日間ほど解放してもらえないらしい。この期間がイライラしそうだ。
質問をしているうちに、CTとコルセットの採寸の連絡が来る。疑問はほぼ解消していたので、そちらへ。CTは1・2分で終了。腰部のコルセットは石膏をつけた包帯(幅20cm程度のもの)をラップで巻いた体に巻き付けて型をとる。石膏が固まる間に若干の熱を出してほのかにあたたかい。固まれば腰部のコルセットの型どりが終了。おなかの所に入れておいた太い紐のところからカットして型を外す。背中側よりも出っ張った腹と脇腹(!)が気になる。
17:00ころ日下部Drが来室。ヘルニアを起こしている部分が変化しているかもしれないので月曜日にMRIをとるとのこと。時間は不明、空いたところに入れるようだ。
18:00に夕食。1日1800Kcalだそうだ。少ない!!この機会に痩せるか、と考えることにする。これが一番つらそうだ。
21:00どうせ日頃から寝不足だ。しっかり寝ることにする。

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