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ハノイの塔 [数学]

「ハノイの塔」というゲームがある。内容については、興味を持った人に調べてもらえればいいが、インターネット情報によると古代インドの寺院における寓話のように書かれている。

機会があり、これに関する情報をいただいた。

出所は数学界の大御所「一松信先生・竹之内脩先生」の編纂による「新数学事典」である。以下のように書いてある。

---------------------------------------------------------以下引用

ハノイの塔はE.リュカの発明である。19世紀末のリュカの著書「数学遊戯」(Recreations Mathematics Vol. III)に次のようにある。

N.クロー教授が私に次のような話しをしてくれた。クローが有名なフェル・フェル・タム・タムの著書を出版するための用件で旅行に出かけた時、ベナレスの大寺院に寄った。この大寺院には世界の中心を表すドームがあり、その下に心中の板に立てられた3本のダイヤモンド製の針があった。その針の高さは1キューピットである。太さは蜜蜂の胴体と同じくらいである。創世記に神は純金製の64枚の円板をこれら3本のうちの1本の針にはめ込んだ。一番大きい円板は、一番下にあって心中のいたの上に静置されている。その他のものは、上へいくほど小さくなるようにはめ込んで置かれている。これが神ブラマーの聖なる塔である。(以下 略)

(さらに)
リュカの上の文は多くの著者に引用されて有名であるが、最初のクロー(Claus)は自分の名前のリュカ(Lucas)の綴りの順を変えたものであり、クローはシャムにあるLi-Sou-Stain大学教授とあるが、これはリュカが勤務しているSaint Luis大学(リュカは同学の教授)の綴りを変えたものであることも明らかである。なお、フェル・フェル・タム・タム(Fer-Fer-Tam-Tam)はフェルマー(Fermat)からとったものであることはクラインチックが指摘している。(以下 略)

--------------------------------------------------------ここまで

ま、数学に興味のある会でもあったので「歴史」は特に問題にもならなかったが、あの有名な「ハノイの塔」に複数の説があるのには驚かされた。

ま、歴史は興味の対象ではなかったのでいいのだが、立場上、できるだけ正確な知識を持っていなければならないと痛感した。


ちなみに、Wikipediaでは「リュカの発売したゲーム」との記述がある。
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